2017年08月31日

いろいろな野菜の国籍はどこなのだろう?

【いろいろな野菜の国籍はどこなのだろう?】


野菜を辞書で調べてみますと、

「畑に作って、

食用にする草本植物の総称」

と書いてあります。



食卓を彩り季節ごとの装いを施し

料理を映えさせるばかりではなく、

人間に必要なミネラルやビタミンを

豊富に含む野菜は、

食卓に欠くことのできない大切なものです。



私たちの食生活では、

ビタミンAと鉄分が不足しがちです。

これは緑の濃いい野菜類の摂り方が

少ないためです。



緑の濃いい野菜の摂取量は

国民栄養調査の結果では、

一人1日50グラム弱となっており、

最低100グラムは

摂ることが必要
だとされています。



これほど人間にとって大切な野菜ですが

最近は栽培技術が高度になり、

路地での栽培ばかりではなく

ハウスで栽培されるものが多くなり、

野菜の本当の旬が分からなくなっています。



ところで日本で食されている野菜は、

実はほとんど外国から来たもので、

日本原産のものは、

京菜、小松菜、ウドなどほんの幾つかで、

非常に少ないことご存知ですか?



日本で食べられている野菜は、

世界中からやってきたと言っても

過言ではありません。



ヨーロッパが原産地のものとしては

カブ、カリフラワー、クレソン、春菊、

ブロッコリーなどです。



とくにヨーロッパの中でも、

生まれのはっきりしているものは、

パセリがイタリア、セロリがスウェーデン、

キャベツ、アスパラガス、二十日大根、

ビートなどは地中海沿岸です。



アブラナ、ゴボウ、ネギはシベリア、

からし菜は中央アジア、

ほうれん草は西部アジア、

キュウリ、シソはヒマラヤ、

にんにく、はアフガニスタン、



大根はコーカサス、玉ねぎはペルシャ、

ニンジンは北アフリカ、レンコンはインド、

サトイモは熱帯アジアなど

実に広範にわたっています。



なかでも多いのが中国で、

クワイ、体菜(しゃくし菜)、高菜、ニラ、白菜、

タケノコなど数多くあります。



意外なのは地理的には離れている南米です。

カボチャ、インゲン、唐辛子、サツマイモ

ジャガイモなど、

実に大変お世話になっているのです。



外来の野菜の中で、

一番歴史の古いのはナス
の様です。

正倉院の文書には

ナス献上の記録が残っているそうです。

ちなみにナスの原産地はインドです。



日本原産だと思っていた数々の野菜が、

実は世界中から日本に到来して、

独自の栽培方法で独自の進化を遂げ

あたかも昔から日本にあったように

日常目に入っていたのですね。


          セーフティーコン
posted by セーフティーコン at 22:18| Comment(0) | プロフィール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月30日

「池」と「沼」と「湖」はどこが違うの?

【「池」と「沼」と「湖」はどこが違うの?】


同じように水をたたえた水たまりでも、

池あり、沼あり、湖ありで

その呼び方はさまざまです。

一体どこまでが池でどこからが湖なのか

あなたはご存知ですか?



地学上ではこうした水たまりも

きちんと5つに分類しています。



「湖」とは、

水の深さが5メートル以上あり、

周りにヨシとかマコモのような抽水植物や

クロモやフサモといった沈水植物が

生えていて、



真ん中の深いところでは

光線が届かずに水草も良く見えない状態の

水のたまったところを言います。



「沼」とは、

一般に湖より小さくて

深さも5メートル以下で

沈水植物がいたるところに

生えている状態のものを言います。



「沼沢」とは、

深さ1メートル以内で

一面に沈水植物が生えているところ。



「池」とは、

深さは問題ではなく、

何らかの形で

人工的な力が加えてあるところ。



「潟湖」とは、

海岸にある浅い湖で

多くの場合砂州によって

海と隔てられているところ。



これは地学という学問分野での分類です。



抽水植物とは、

水から茎や葉が出ているという意味で、

深さ0.2~1メートルぐらいのところに

根があります。



もう少し深くなって

1~5メートルのところに根のあるものが

浮葉植物と言いヒルムシロや

ガガブタがこれに属します。



沈水植物は葉も完全に水中に隠れ

根は3~10メートルのところにつき

それから下になるとフラスモやシャジャクモ

といった植物が

水底一面に生えています。



つまり湖と沼の違いは、

大きさよりも深さに


沼と池との違いは、

深さより大きさにポイントがあり
ます。



しかしこれらの分類はあくまで

地学用語上の分類であって

現実にはそんなに厳密ではありません。



〇〇湖や〇〇沼といった固有名詞は、

土地の人が昔から名付けていたものを

そのまま呼んでいることが多く、

学問上の名称とは一応無関係なのです。



ですから大きさなどのランクを決める場合も

特に湖、沼、池などという分け方をせず、

湖沼という大きな分類で行っています。



同じようなことは「山」と「岳」

「河」と「川」でも言えますよね。

あまり面倒くさく考えず、

その土地土地で呼んでいる名前を

素直に受け入れればいいのです。


        セーフティーコン
posted by セーフティーコン at 09:54| Comment(0) | プロフィール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

水資源の争奪は深刻です

【水資源の争奪は深刻です】


水を巡る紛争や戦争は

世界各地で起こっています。



紀元前2500年に

チグリス川の灌漑権について、

二つの都市国家間で50年にわたる

戦争の記録があり、

これが世界最古の水戦争だそうです。



外国では1本の川を多くの国が利用し、

このような川を「国際河川」といいます。

日本の川は国内を流れ海に注ぎます。



ヨーロッパの観光客が日本の河川を見て

これは川ではないというそうです。

ライン川でもドナウ川でも

船が行きかい滔々と流れています。

河川に対する感覚の違いでしょう。



世界人口の60%近くが

国際河川の流域に住み

この河川が対立や紛争の

原因や場所になることが

少なくありません。



1963年の第三次中東戦争は

イスラエルとパレスチナ、レバノン、

ヨルダン、シリアなどの

ユダヤ国家とアラブ国家の

民族紛争だと言われています。



しかし本当の背景は

水利権抗争を原因とする

水戦争だったと言われています。



これらの国々の水源は

レバノン山脈を源として死海に注ぐ

ヨルダン川なのです。



第三次中東戦争でイスラエルが占領した

ゴラン高原、ヨルダン川西岸地区は、

川水や地下水が豊富な水源地で、

イスラエルは水源の半分を

ここに頼っています。



パレスチナ政府によれば、

イスラエルはこの水源の水の

約80%を消費し、

西岸のパレスチナ人の水消費量は

20%に過ぎないと言っています。



この中東戦争は

20世紀に起こった

最大の水戦争だったと言われています。

ヨルダン川の水使用量が増加し

死海はどんどん小さくなっているそうです。



1980年代以来のイスラエルの、

レバノン侵攻の目的は

パレスチナ人ゲリラを

つぶすためだと言われています。



然し、イスラエルの本当の狙いは

レバノン南部のベカー高原の

豊富な水が欲しかった
のです。



水紛争の原因に水配分問題、

環境問題、政治問題などが挙げられます。



アジア、アフリカでは水配分が問題となり、

ヨーロッパでは上流国の排水による

水汚染のための環境問題が、

大きな原因になっています。



生物が生きていくためには

絶対に欠くことのできない水です。

民族や宗教による争いより

こちらの方が深刻なのかもしれません。


         セーフティーコン
posted by セーフティーコン at 01:17| Comment(0) | プロフィール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする