2017年09月30日

重傷と軽傷、どう違うのでしょう?

【重傷と軽傷、どう違うのでしょう?】


高速道路走行中の長距離バス等が

事故を起こしたり、

工事中の足場が倒壊したり、

工事現場で土砂崩壊が発生したり、

事故や災害は毎日のように報道されます。



これらの被災者のケガの程度を

“重傷”とか“軽傷”と報じられています。

言葉にすると雲泥の差に思われますが、

その違いはどこにあるかご存知ですか?



この二つは、

完治するまでに要する日数によって

区別されている
のです。



「軽傷」は30日未満で

治療を終了するケガ。

「重傷」は30日以上の治療を

要するケガ
のことを指すのです。



では、30日前後で治りそうなケガの場合

どちらに入るのでしょう?

実はこれがあまりはっきりと

決まっていないのです。



つまりどこまでが軽傷で、

どこからが重傷なのかというのは

かなり曖昧なのです。



火傷の場合は、

火傷の場所や広さ、状態(深度)

などに基づいて判断されますが

ケガの場合よりもはっきり

分かれています。



火傷の場合、

Ⅱ度の火傷が体の30%以上か、

Ⅲ度の火傷が体の10%以上になった場合

これを重傷と言います。



また、気道を火傷した場合や、

ショック症状がある場合は、

それ以下でも重症と判定されます。



というわけで、「全治一週間」という怪我は

かすり傷のこと
です。

あなたがちょっとした切り傷をしても

治るのには一週間以上かかります。



「全治一週間」と聞くと、

随分大変なように感じますが、

実際には言われなければ分からないような

小さなケガということです。



1:29:300という

ハインリッヒの法則をご存知でしょうか?

アメリカの損保会社の副部長だった

ハインリッヒが、膨大な資料を分析し

導き出した法則です。



1件の重傷災害の陰には

29件の軽傷災害があり、

その陰には300件の

災害にならなかったヒヤリハットが

隠れているということです。



この場合の重傷というのは

死亡を含む将来就労不能になるケガを表し、

骨折等完治できるようなケガは

軽傷に分類されています。



「重傷」「軽傷」の違いは、

使用される状況次第で

われわれが日常感じるけがの程度と

異なった使い方をされることがあります。



似たような言葉に「重大災害」があります。

労働安全の世界では、

死亡災害1名は重大災害とは言いません。

1事故で同時に3人以上がケガをした場合、

それが軽傷災害であっても「重大災害」
です。



たとえ大爆発が起きても、

だれ一人ケガ人はいなかった場合、

単なる「爆発事故」と言います。



色々な世界で同じ言葉が使われても、

その意味するところに

かなりの違いがありますので、

新聞やTV の報道だけでは、

なかなか分かり辛いようです。


          セーフティーコン
posted by セーフティーコン at 08:02| Comment(0) | プロフィール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月29日

サウナにダイエット効果はあるのだろうか??

【サウナにダイエット効果はあるのだろうか??】


女性の方がサウナを利用する場合、

一番の目的はダイエットではないでしょうか。



サウナで汗を流すと痩せられるというのは

昔から言われています。

しかし実際は、

サウナでダイエット効果は得られません。



サウナにはいろいろな種類があります。



日本で一般的に知られているのは

フィンランド式の、乾燥した高温の部屋。

山小屋のような木で作られたサウナ室内の

温度は100℃くらいまで上がっています。



この中に約10分~15分入って、

たっぷり汗をかいて直ぐそのあと水風呂などで

クールダウンします。

これを3度ほど繰り返すことで

体内の新陳代謝を活性化させるものです。



ほかにはスチームサウナと呼ばれる

蒸気の熱でサウナ効果を得るものや、

床を熱すぎない程度に熱して

その上に横たわる岩盤浴



石窯のような室の中に麻布をまとって入り

汗をかく韓国伝統のサウナ

“汗蒸幕(はんじゅんまく)”
など

世界各地にさまざまな種類があります。



これらさまざまな種類のサウナを

世界中の人が各地で利用しています。



サウナでダイエットをするために

サウナに入る前に体重を測定し、

上がってから体重計に乗ると、

確かに数キロ減っていることが

あるかもしれません。



しかしそれは体内の水分が

汗で体外に排出されただけ


水分補給すればすぐに戻ってしまいます。



それなら水分補給をしなければいいのでは?

とお思いになるかもしれませんが、

水分補給をしなければ

脱水症状に
なってしまいます。



つまりサウナで汗を流して

体重を減らすことは、

健康には良くないのです。



健康を維持しながら痩せたいのであれば、

やはり運動や食事面を

考えることが一番
なのです。



また、発汗作用が最も発揮されるのは、

室温が65度ぐらいの時で、

温度が高いほど

汗が沢山出るわけではありません。



無理をして温度の高すぎるサウナで

頑張っても意味は無い
ことを知りましょう。
 


ところで、なぜサウナは100度でも

火傷をしないのでしょう??



100度のお湯に手を入れれば、

確実に火傷をします。

ところがサウナは100度近い温度でも

平気で入っていられます。

これは何故なのでしょうか?



理由は二つあります。

一つは熱伝導率の違いです。

サウナの100度は

空気の温度
だということに

秘密が隠されています。



水と空気を比べてみますと、

水は空気の25~26倍も

熱を伝えやすいのです。



そのため100度のお湯に手を入れると

直ぐに手の表面も100度になり

火傷をしてしまいます。



それに対して100度に熱せられた空気の中に

手や体をさらしても、

熱が伝わりにくいため

手や体の温度は上がらないのです。



ちなみに、

水だと80度以上で火傷をしますが、

空気の場合には、

数百度でも火傷をしません。



もう一つの理由は、

サウナに入っていると大量に発汗します。

汗は瞬く間に皮膚の表面から蒸発し、

その時に熱を奪います。

これは気化熱と言われるものです。



皮膚の表面にできた

この冷たい空気の層が

サウナの暑さから体を守る
からです。



但しネックレスや腕輪などの金属を

身につけたままサウナに入ると、

金属の温度が上昇し

火傷を負うことがありますのでご用心!!



サウナ上りのビールのうまさや、

汗を大量にかく爽快感を味わうため

サウナに入ることは良いことですが、

ダイエット効果を期待するのは

あまりお勧めできません。



       セーフティーコン
posted by セーフティーコン at 09:09| Comment(0) | プロフィール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月28日

秋も危ない食中毒!!

【秋も危ない食中毒!!】


このところ加熱した食材で

三歳の女児が食中毒で死亡したと、

TVや新聞で話題になっています。

O-157によるということです。



調理済みの惣菜のバイキングで

トングの使い回しが原因だと

報道されています。



東京大学食の安全センター長

関崎 勉 先生は、



「食中毒を起こす病原菌は

常に我々の身の回りにおり、

涼しい季節になっても油断せず

食品管理をしましょう」


注意を喚起しています。



細菌やウイルスは常に「いるもの」と

思っておかなければなりません。

身近な食べ物に危険が潜んでるのです。



“ウェルシュ菌”


土の中にいて熱に強い菌です

根菜についた泥から

菌が料理に混入して感染します。

主な症状は腹痛と下痢です。



“黄色ブドウ球菌”


人の皮膚に生息し熱に強い菌です。

手指から食品についた菌が増殖します。

主な症状は嘔吐、下痢、腹痛です。



“O―157”


主に牛の腸管についています。

感染力が非常に強く

菌のついた牛肉やその他の食品を食べ

感染します。

主な症状は激しい腹痛、下痢、血便です。



“カンピロバクター”


鶏、牛、豚などの腸管に生息し

熱には弱い菌です。

鶏肉などの表面についた菌から

感染しやすく、

主な症状は下痢、発熱、腹痛、嘔吐です。



“サルモネラ”


牛、豚、鶏などの腸管に生息。

熱には弱い菌です。

菌がついた生肉や生卵から感染しやすく、

主な症状は

腹痛、発熱、頭痛、下痢、嘔吐です。



“寄生虫(アニサキスなど)”


魚や肉の内臓、筋肉に生息。

熱には弱いです。

寄生虫がいる魚や肉を

生で食べると感染します。

主な症状は激しい腹痛、嘔吐です。



気温の高い夏は細菌が増えやすく、

食中毒がよく話題に上ります。

しかし食中毒を引き起こす病原菌は、

季節には関係なく

常に身の回りに存在
しています。



人の体には病原菌と戦うための

免疫があります。



食品に病原菌がついていても、

通常は免疫が働いて病原菌に打ち勝つため

体調を崩すことはありません。



しかし、免疫で対処できる以上に

病原菌が増えたり、

免疫力が落ちていたりすると

食中毒の症状があらわれます。



食中毒の予防には温度管理が必須です。

特に食中毒を起こす病原菌は、

温度・水分・栄養の条件がそろうと、

爆発的に増殖します。



水分と栄養は食品に含まれています。

管理できるのは食品の温度です。

病原菌には、

熱に強いものと弱いものがあります。



病原菌の特性を知り

適切な温度で加熱・冷凍をし、

保存方法に気を配りましょう。



食中毒を予防する3原則は

つけない・ふやさない・やっつけるです。

手洗いは丁寧にしわの間まで洗いましょう。



黄色ブドウ球菌は傷があると、

傷口の黄色ブドウ球菌が急激に増えます。

怪我をしているときはできるだけ

調理を避けましょう。



天高く馬肥ゆる秋。

折角美味しい食べ物を食べても、

食中毒になっては何にもなりません。

調理には十分注意をはらって、

秋の味覚を楽しみましょう。


         セーフティーコン
posted by セーフティーコン at 19:15| Comment(0) | プロフィール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする